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「コンプライアンス」 知らないうちに守っていました!!!

1.遵守の意識

文部科学省が、インターネット上でフリーマーケットやオークションサイトを運営する主要3社と、子供の「宿題代行」の出品を禁止することで合意したと発表しました。夏休みの宿題用として学校への提出を想定した読書感想文などが出品されるケースがあり、問題視されていたものです。当然今までに取引が成立した例もあるそうで、利用規約を改め、該当する出品の削除を進めているそうです。少々うしろめたさはあるかもしれませんが、利用する側からすれば「店で売っているものを買っているだけ」ということになるのでしょう。

2.追い込まれた際の考え・行動

私も経験がありますが、夏休みの宿題を終えずに、或いは手をつけずに残り10日、5日と時が過ぎていくと、早く終わらせるための方法を考えます。友達のを丸写ししたり、親兄弟に手伝ってもらったり。
今回の『完成品の購入』は(私のような50歳代にとっては)今までに考えもつかなかった新しい方法です。道義上許されるのかというと…文部科学省はよろしくないとの判断をしたわけです。

3.自分の仕事を振り返ってみたとき

物流業のコンプライアンスの観点では、輸送についてはスピード違反やシートベルト等道路交通法関係、交通事故、或いは集配先であるお客様に対する立ち振る舞い等が挙げられます。特にスピードについてはお約束の集配時間がある以上違反のリスクがあります。集配時間を守るためにスピード違反をしてしまう可能性は否定できません。
また、倉庫業ではその許認可や倉庫物件スペックにより保管不可能な貨物が存在しますが、期間・物量・荷主様のご要望等で「短期間でこの程度の物量なら…」という考えになることはあり得るかもしれません。

4.とはいえ、コンプライアンスありきで

いろいろな事情はあれど、企業としてコンプライアンス遵守は最優先されなければなりません。弊社ではそのための体制、ルールを構築しています。コンプライアンス違反を犯さない方針・体制はもちろんですが、違反を犯さないことによりお客様に何らかの影響が出る場合の報告・連絡・相談等が重要と考えています。具体的には対応マニュアル作成、定期的な講習・指導を実施しています。また、普段からお客様との密接なコミュニケーションを図り、信頼関係を築く事が大事だと考えています。

筆者紹介:営業部 杉浦喜代司

スポーツ界でのパワハラ関連不祥事が連日報道されています。時代の流れに応じ指導法は変えていかなければなりません。
一方で、「体育会」の考え方・方針に良い部分もあると私は思っています。日本特有の風習かもしれませんが、残すべきものは残したいと思うのも正直なところです。

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