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第2回「物流コンシェルジュってなに?」


物流コンシェルジュってなに?


前回の記事
http://www.taniguchi-unso.co.jp/?p=5129

【コンシェルジュとは】

皆様は「コンシェルジュ」という職業をご存じでしょうか?
ホテルのロビーの片隅でお客様のどんな要望にでも法律や道徳、物理的に問題が無い限り、お答えする職業です。
「コンシェルジュが出来ないことは実行不可能なことである」とも言われるそうです。
その背景には、長い年月の間、様々なお客様の無理難題を、あきらめることなく真摯に実現する努力を積み重ねてきた結果では無いかと思います。
そんな中、私どもも十数年前から会社案内で「物流コンシェルジュ」と少し背伸びをした決意表明をして参りました。

【物流では無理?】

物流の現場は様々な制約条件は存在し、日々TPOも変化します。
TはTime(時間)、PはPlace(場所)、OはOccasion(場合)ですが、その時間指定や納入量、納入場所、納入条件、天候、地域慣行等々これほど変化する業種もありません。
しかも、お客様の要望は、お客様のお客様の要求であったり、物流会社の都合はまったく考慮されていません。
お客様の話を聴いた瞬間に無理!と言いたくなる場面が多々あります。

【ではどうするの?】

前回でお話しましたように谷口運送はサプライチェーンの全てにプレーヤーとして顔を出し、更に長い歴史を持っております。
そして、お客様が大手トラック製造会社であったため、多種少量生産、生産変動が頻繁に起こる、部品点数が非常に多い、納入受付も多く、時間指定は厳しい等々、制約条件と変化の連続です。
それらの難題に、真摯に向き合ってきた経験、幅広い協力会社、ネットワークの皆様の能力や知恵等を お借りして、先ずはノーと言わない事を心がけています。

【マーケットインへ!!】

コンシェルジュは「(宿泊客の要望に対して)決してNOとは言わない」をモットーとしており、その精神はホスピタリティー(思いやりと暖かさ)です。
私たちも物流営業マンとしてお客様の問題解決のために日々活動をしております。
車が有るから使ってください、倉庫が有るので入れてくださいと言ったプロダクトアウトではなく、お客様にとって最適な車や場所等を自社だけにとらわれず,ニーズにあった物流をご提供するマーケットインを戦略の柱としています。
まだまだ未熟な「物流コンシェルジュ」ではありますが、お客様の沢山の要望で育てていただきたいと考えております。

そんな谷口運送に一度機会を頂戴したいと存じます。

筆者紹介:営業部 丸山真一

 

先日、春風亭一之輔師匠の落語を聞く機会がありました。「ちはやふる」と言う古典落語を時代設定を現代風にアレンジしたもので、新作でも古典でもない一之輔ワールド全開の楽しい会でした。内容は長屋のご隠居が八五郎に知ったかぶりをするこっけい話ですが。
私もお客様の難題に知ったかぶりをせず、多くの意見を取り入れようと感じました。

 

 

 

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